HOME   »  スポンサー広告  »  スポンサーサイト   »  捧げもの  »  I love cat 後編

   スポンサーサイト   


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

   I love cat 後編   


親愛なる美海様、moka様の1周年記念コラボに捧げます。
駄文後編で恐縮です!!

              © ™ ILD.fbs A&C




3日後、正確に言えば0時をとっくに過ぎた4日後、蓮はそれでも急いで帰宅した。

今日はキョーコが地方ロケから帰っているはず。

マンションの地下駐車場でエレベーターを待つ時間が惜しい。
エレベーターを降りて玄関までの僅かな距離を走る。

心が大きく弾む。

こんな時間じゃ、きっともうキョーコは眠っているだろうけど。
それでも…寝顔が見られるならば、君を抱いて眠れるなら。

キョーコがいることを確認しようと、玄関からベッドルームに直行しようとしたリビングのラグに
ポンと投げ出された白いものが目に入る。

「えっ?キョーコ?」

キョーコはパジャマ姿で腕を投げ出してスースーと眠っていた。
蓮はキョーコの傍に座り込んで寝顔を覗き込み、キョーコの髪を優しく撫でた。

またこんなところで寝て…俺を待ってたの?
風邪をひいたらどうするの。…まったく仕方が無い子猫だな。

「キョーコ、風邪ひくよ?」
「…うー」

キョーコが寝ている傍のローテーブルに置かれた、青いボトルとグラスが目に入る。

お土産かな?
深い青の涙型のボトルか…綺麗だし、キョーコが好きそうなデザインだね?

クスリと笑って蓮はボトルを手に取って眺め、目を丸くした。

「へぇ日本酒なんだ。それにこの名前…」

蓮は封を開け、口に含む。

「うん…旨い」

そのまま蓮はキョーコに口づけを落とす。

「ぅーん」

…心地よく寝てるキョーコを起こすのも忍びないし、我慢我慢。

「お返しはキョーコが起きたらさせてね?」

蓮はキョーコの頬にキスをして、ふわりと横抱きに抱えてベッドルームへと運んだ。




「ふえぇっ」

いつの間にこんなもの…

困惑するキョーコの左手の小指には、糸が結びつけられていた。
ほどこうにもほどけないほど何重にも結わえられている。

糸が繋がる先は、蓮の小指だった。

チラリと蓮の顔を窺えば、満ち足りた様子で、穏やかに規則正しい寝息を立てていた。
蓮の小指はキョーコのそれよりグルグルと巻かれ、何重にも結わえられている。
それこそ何があっても解けないようにと、祈りのような、呪いのような想いさえ感じる程に。

これ、敦賀さんが結んだのよね?


キョーコの小指と蓮の小指を結ぶ赤い糸。


「これ、外すにはハサミで切らないと無理よね…」
「キョーコ、切っちゃうの?」
「ひゅわぁっ!つっ敦賀さん!起きてたんですか?」
「うん。今起きた」

「あっ」

蓮は糸を手繰り寄せ…キョーコを腕の中に納めた。

「ズルい。こんなの切れるわけないじゃないですか…」
「うん。ズルい男でごめんね」
「…全然悪いと思ってませんね?」

上目遣いで唇を突きだして抗議するキョーコを見つめる蓮の眼差しはどこまでも甘く優しい。

「キョーコがどこにも行かないように、鈴をつけた首輪を鎖でつなごうかとも考えたけど、
やっぱり赤い糸で正解だったな」
「んなっ!!首輪って!だいたい私、どこにも行きませんよ!」

蓮は親指と人差し指でキョーコの頬をつまむ。

「ひゅるがしゃん?にゃひしゅるんでしゅかぁ!」

顔を真っ赤にして、ヒヨコ唇で何とか喋ろうとするキョーコが可愛くて、蓮は自身の頬を緩める。

「う~~っわりゃわにゃいでくだしゃい!!ぶしゃいくにしてぇるのはひゅるがしゃんなんでしゅからねぇ」
「不細工なんかじゃないよ。とってもキュートで可愛いよ。」

蓮は笑いながらキョーコの頬から指を離す。

もうっ!すぐバカにするんだから。ヒヨコ唇が可愛いわけないじゃないのっ。

キョーコはぷぅっと頬を膨らませると、膨らませた傍から蓮がまた指で頬をつまむ。
ぷすっっと空気が抜けてヒヨコ唇が出現する。

「うーっバカにしないでくだしゃい!」
「だからキュートでたまらないって言ってるのに、どうしたら分かってくれるかな」

ちょん

蓮はキョーコの頬をつまんだままキスを落とし、真っ赤になって固まったキョーコの頬から指を離す。

「~~~~~~っ!!バカ」
「そうだね。君が好きすぎてどんな姿でも可愛くて仕方が無いんだよ。その上赤い糸で結ばれてる。
もう俺って最強じゃない?」
「だったら、私の方が最強です。大好きな人が私の事を好きだと言ってくれて…赤い糸で結ばれてて」

キョーコは愛おしそうに赤い糸が結ばれた自分の小指を撫でる。

「どうかこの糸が一生切れませんように」
「うん…。でも、たとえ切れても、俺が絶対に何度でも結び直すよ」

蓮はキョーコの小指に自身の小指絡ませ、キョーコにキスをして抱きしめる。

「そうだ、お土産ありがとう。俺好みの味だったよ」
「あ、飲みました?私は飲めないから味は分かりませんけど、辛口でおいしいってお店でお勧めされました」
「うん。それにボトルもキョーコ好みだったんでしょ?」
「うぅ…そこは否定できません」

少し情けなさそうに眉を寄せるキョーコに蓮は笑いかける

「ひゅっ!!っつつ敦賀さん!どうして夜の帝王の微笑みなんですか!?」
「だって、御礼をしなきゃと思って…。お酒の名前、『KISS of FIRE』って…。こんなものを貰ったら、
お返しに熱い口づけをしたくなるのは仕方がないじゃないか」
「えっ… んっ」

蓮はキョーコに熱い口づけを落とす。
キョーコの心を絡め取るかのように、甘く、切なく、強く、激しく。

「っぷはぁっ…つっ敦賀さん」
「キョーコ…」

熱い口づけと熱い視線にキョーコは真っ赤になって蓮の腕から逃れようとする。

「わわ私そろそろ朝ご飯の用意をしないと」
「…まだいいよ」

キョーコを抱く腕に蓮は力を込める。

「良くないですよ。朝ご飯は1日の基本です。それに敦賀さん、今日は朝からお仕事ですよね?」
「…まだいいよ」
「良くないですっ。私も久しぶりに学校行かないと…ぅんーっ」

蓮はキョーコの唇を奪ってキョーコの言葉を遮る。

「もう少しの間だけ…俺の腕の中で、俺とじゃれ合おう?」
「…破廉恥です…」
「うん…。破廉恥なんです。やっと捕まえたよ、俺だけの子猫ちゃん」



           





I love cat ❤




Fin.




Comment
うぉっ!Petting (← 覚えてます?)
も・・もっと・・・

蓮の愛っ!

ぎゃおぉぉ~~!

こんなに、ニマニマしながらドキドキして読ませていただき、真にありがとうございます♪

このスーパー愛あふるるドキドキ感を心に頂戴いたしまして、続いて欲しい・・・このドキドキ感!

癖になりそう~!(///▽//)

続き? 期待って・・・いいの?

どうもありがとうございます。 m(_ _ )m
(先に頭下げとこ~っと。なーんて。)
Re: うぉっ!Petting (← 覚えてますよー)
前にコメントいただいた「ナデナデする」ですよねー。
決して不埒な意味でない(笑)
蓮とキョーコは2人で一生ナデナデし合えばいいんだー!って思ってます。

続きってーっ!
これ以上ナデナデしあったら不埒な意味の方に行っちゃうのでダメですー( ̄▽+ ̄*)
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する

menu    Profile    menu

ナー

Author : ナー

menu    Recent    menu

menu    Counter    menu


キリ番踏まれた方、コメントなどでご連絡ください。
リクエストなぞあれば浮かれてお聞きしちゃいます。

    Since 2014.12.07     

menu    Category    menu

menu    禁無断転載    menu

menu     Link     menu

menu    ブロとも    menu



形而上 愛の唄
美海様が作ってくれた拙宅バナー



menu   WonderfulWorld   menu
Mimi's Worlds  by 美海様 mimi's worlds /STAR星DREAM夢の卵 HEARTハートLOVE愛の卵 From Mr.D * Dear my dare Dears. Love Dreams Eggs ©From far away beyond beautiful sea.

Hop Step Skip Jump !!
  by ゆみーのん様 Hop Step Skip Jump !!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。