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   黒猫の希い 序   


今頭の中を占拠してる妄想ポロリです。
そのうち本編書こうと思ってます。



ぽつーん
              ぽつーん

時折、岩を伝い落ちる水滴が、地面で弾ける音の響く薄暗い世界を目指して濡れ羽色の翼を広げた鳥が舞い降りた。

バサリ

羽音に耳がピクリと反応する。

「よっ23日ぶり!生きてるか?」
「…」
「おーい。久しぶりすぎるからって無視するなよ。忙しかったんだよ!」
「…」
「だーっ年末年始はフル稼働だってお前も知ってるだろ!?寒かったり餅食ったり!!
コッチはお前のせいで人手不足なんだよ!ちくしょー、猫の姿して布団で丸まりやがって!」
「ニャー」
「よし。分ればいいんだ。今日はお前にプレゼントだ。ほれ!」
「…」
「なんだよ。ペッチンプリンだぞ?この世で一番うまい食べ物なんだぞ?…あっ顔背けやがって。
せっかく俺様が買ってきてやったのに。仕方ねーな。よし。俺が食べてやる」
「…」
「やっぱり旨いな」
「ニャーニャー」
「ちょっと待ってろ。話はこの味を堪能してからだ。
…檻越しに睨み付けても怖くもなんともねえぞ、キョーコ。そこからじゃ手も足も出せねぇだろーケケケ。
悔しかったら…そこから出て来いよ?」
「シャーッ」
「威勢がいいな。これならあと100年はいけるんじゃね?」
「…」
「はいはい、拗ねるなよ。分かったよ。話せばいいんだろ?」

両手を上げて降参とポーズをとった。

「相変わらずだ。まだ見つからねえ。
あの事件…事故から3年、俺もアッチに行く度にあの場所には寄ってるけど、今回も空振りだ。
そういえば、あのヤローのダチ、リックだっけ?その恋人だった女ならこの間見かけたぞ?
あの場所に花束を置いてた。…リックの供養のつもりだろうな?
その後をつけたら、ようやく立ち直ったのか男と居たぞ。柔らかく笑ってた。
まぁ3年って時間はそのくらい長いものなのかもな」
「ニャー」
「あ?その男が?違う違う。
あんな凶暴なヤツじゃなくて、平和の使者って感じ?穏やかなインテリ風の男で…
クオン・ヒズリじゃなかったよ」
「ニャ」
「役立たずで悪かったなっ!キョーコの癖に文句ばっかり言いやがって!もう知らねえからな!!」


ドカドカと足音をたてて男は去っていった。


1人残された檻の中で、キョーコは首にかけた革紐に括られた、青い石をギュッと握り締めた。



ぽつーん

              ぽつーん



コーン、今どこにいるの?
何をしているの?
笑ってる?
幸せになってる?


…コーンに会いたいよ…





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