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昨日、芸能人格付けチェック?を見て、お正月の格付けチェックを思い出して妄想ポロリ。
ポロッとアップです。



「じゃあ敦賀さん、貴島さんとお正月の芸能人の格付け番組に出るんですか?!」
「1月スタートのドラマの番宣を兼ねてね」

ラブミー部の部室で雑用をこなすキョーコの元で、蓮と社はお茶を飲みながら次の移動時間まで休憩を取っていた。

お高い食材とお安い食材の食べ比べとか、お高い楽器とお安い楽器の音色聞き比べをして、不正解だと格付けが
一流から1つずつ落ちていく番組よね?

「敦賀さん、ちゃんと一流で居続けられるんですか?」
「どうだろうねぇ?最後は映す価値なしで画面から消えるかもねー?」

ぷぷっと社は笑いながら横槍を入れる。

「だっ駄目ですよ!敦賀さんたるもの一流であり続けなくてはいけないのです!だって敦賀 蓮ですよ?二流どころか
そっくりさんなんて格付け、世間が許しません!」

キョーコはパイプ椅子から立ち上がって力説した。

「そこまで言うなら、最上さん、特訓に付き合ってよ」

笑いながら見ていた蓮が、思いついたようにキョーコに提案した。

「特訓ですか?そうですね…まずは味覚ですよね…敦賀さんの食欲中枢が壊死していることは存じてますが、
食材の違いなどは分かりますか?」
「食材?肉と魚の違いならわかるよ?」
「そんな大雑把なものではなく、天然と養殖、ジビエと飼育、車海老とブラックタイガーの差です!」
「どうだろうね?高い方が美味しいんじゃないの?」

だめだ、まるっきりのセレブ思考だわ!そもそも食に興味が無いんですもの。食材の差なんて全く気にしたことなんて
無いのよ。これじゃ、いきなりの二流転落よ!

「わかりました。及ばずながら特訓にお付き合い致します。敦賀さん、今日のお仕事は何時に終わりますか?」
「今日は20時には帰れるよ」

えぇっその時間、雑誌のインタビューが…

社が驚いて蓮の顔を見ると、鋭い視線が注がれていた。

ハイハイ。巻くんだな。ワカリマシタ。

「分かりました。では、その頃にお伺いして特訓ついでに夕飯をお作りしますね」
「じゃあ、マンションのカードキーを渡しておくよ。俺より先に着いたら、構わず入っていていいから」
「そうですね…準備もあるし、先にお邪魔させていただきます」

蓮はいそいそとカードキーをキョーコに渡した。

「あれ?このカードキー、ピンク色で可愛いですね?」
「うん。最上さん専用のスペアキーだから、持っていてくれて構わないよ。それと時間がある時でいいから、収録まで
特訓をお願い出来ないかな?」
「敦賀さんの一流死守のため、勿論やらせていただきます」

スペアキーを両手で持ち、使命感に燃えるキョーコを、蓮はキラキラとした笑顔で見つめていた。

うわぁ。あの顔、絶対に収録後も持たせておく気満々だよ。っていうか、いつの間にあんな可愛いスペアキーなんて
準備したんだ?絶対に特注だろ?ほんと、そういう準備だけは周到だよなぁ…

社はうんざりした顔で蓮を見つめた。

「じゃあまた後で」

蓮は足取り軽く、ダッシュで次の現場へと向かった。


**


蓮がマンションのドアを開けると、キョーコが笑顔でリビングから出迎えに出てきた。自然と蓮の顔から笑みが零れる。

「ただいま」
「お帰りなさいませ!敦賀さん、早かったですね。特訓兼お夕飯の準備ができております!」
「ありがとう。着替えて来るよ」

家に帰ったら明かりが灯っていて、最上さんが笑顔で出迎えてくれるなんて…ちょっと、いやかなり嬉しすぎるぞ?

蓮は口角が上がるのを我慢しながらクローゼットへと向かった。


「最上さん、お待たせ」
「いえいえ。それじゃあ、座ったらコレをしてください」
「何?アイマスク?」
「はい。収録と同じ感じで。私がお口まで運びますから、咀嚼してどちらが高級食材かを当ててください」
「…目が見えない状態で物を食べるなんて、変な感じだね?」

文句を言いつつも、蓮はキョーコに言われるがままアイマスクをつけた。

「最初はお豆腐の味比べです。風味とかで分かり易いと思います。お口を開けてください?」
「うん。…こう?」

敦賀さんが口を開けて待ってるなんて!親鳥が雛にご飯をあげる気分だわ!
ぷぷっ!なんか敦賀さんが可愛く見えてきた~…って敦賀さんをつかまえて可愛いって…

キョーコはふよふよと笑いをこらえながら、蓮の口に食材を運んだ。


「…どうですか?」
「おいしかったよ?」
「で、どっちが神戸牛か分かりましたか?」
「うーん、後の方?」
「…残念ですがまたしても不正解です。どうして…どうしてA5ランクの神戸牛サーロインとオー○ービーフ切落としとを
間違えるんですかっ!さっきは天然車エビと芝エビ!その前は国産大豆100%のくみ上げ豆腐と普通の絹ごし豆腐!
壊滅的じゃないですかぁ」

キョーコの嘆き節に、アイマスクを取って蓮は苦笑を浮かべた。

「そこまで言うなら、最上さんがやってみせてよ。結構難しいと思うよ?」
「いいでしょう。見事当ててご覧に入れます」

キョーコは自信満々、鼻息荒くアイマスクを被り、今や遅しと蓮から運ばれる食材を待った。

「…じゃあ、最上さん口を開けて?」
「あーん」

なんだ、この無防備過ぎる状態は…。うっすらと俺に向かって口を開けて…可愛すぎるだろう?
駄目だ…我慢なんてしてる場合じゃない。

ふらふらと誘われるように、蓮はそっと顔を寄せてキョーコの下唇を、唇で優しく食んだ。


?何か柔らかいモノで挟まれた??

「もう一度お願いします」
「…いいの?」
「敦賀さん、口に入ってません。いたずらしてないで真面目にちゃんとお願いします」
「分かった。真面目に真剣にやるよ」

蓮はキョーコのアイマスクを取り、クイッとキョーコの顎を上げてそのまま唇を奪った。

「ぅんーーーーーーーーーっ!!!」

驚いて及び腰になるキョーコの後頭部と腰を抱き止めて、蓮は深く口づけをする。
蓮の舌に翻弄されて、キョーコは蓮の背中をギュッと掴んだ。

蓮がキョーコから離れると、キョーコは動揺しつつも顔を真っ赤に染め、目を潤ませて蓮を見つめていた。
そんなキョーコを、蓮も真剣な眼差しで見つめる。

「ビッビギナーになんてことするんですか!ていうか、どうしてっ!!」
「真剣にやれって最上さんが言うから。俺、ものすごく真剣なんだけど、ちゃんと伝わったかな…
俺、最上さんが好きなんだよ。伝わってないならもう一度きちんとするし、もう一度どころか一生し続けるよ」
「しっし続けるって!!敦賀さん、私が嫌がるとか断ることは想定してないんですか?」
「しなきゃ駄目なのかな?」

そんないたずらが見つかった子犬のような目で見つめるなんて…反則すぎます!!

「ずるいです   …駄目じゃないです」

消え入りそうな声で応え、真っ赤になって俯くキョーコを蓮は破顔して抱き締めた。


**


「こちら、だるまやの大将に分けていただいた、烏骨鶏の卵で作った玉子焼き。片や10個1パックの、スーパーで
購入した普通の鶏卵で作った玉子焼きです。さあ勝負です!」

お昼どきのラブミー部の部室で、少し関係が変わった2人の間で特訓が続いていた。

「…どっちもおいしいよ?」
「分からないって事ですね…どーおーしーてーーっ!」

アイマスクをしたまま、お茶を飲みながらうーんと首を捻る蓮と嘆くキョーコを見守っていた社が、持っていたレジ袋から
カサカサとお弁当を取り出した。

「蓮、口を開けろ」
「社さん?」
「いいから、あーん」

社が2種類の玉子焼きを蓮に食べさせた。

「さぁ蓮、答えろ」
「最初に食べた方が最上さんが作った玉子焼きです」

やっぱりな、と社がにやーりと笑う。

「当たりだ。俺気付いたんだけど、こいつは味覚中枢が壊れている訳でも、旨い旨くないを判別できない訳でもなくて、
ただ基準が、キョーコちゃんが作ったものかそうじゃないかだけなんだよ」
「えぇぇ!?」
「だって、このお弁当、キョーコちゃん行きつけのホクホク食堂の弁当だよ?旨い旨くないでいったら相当旨いよ、絶品さ。
でもキョーコちゃんが作ったものじゃないから、蓮のカテゴリー分けで行くと、その他大勢の仲間入りなんだよ。
きっと世界の一流シェフが作った玉子焼きよりキョーコちゃんが作った玉子焼きのほうがこいつにとってご馳走なんだよ」
「なるほど」
「敦賀さんまで何を納得してるんですか!」
「胃袋を掴む以前に味覚神経を掴むなんて、流石キョーコちゃんだね!」
「何それぇーっ!!それじゃあ、格付けはどうなるんですか!!あっ敦賀さん、普通に食べ出さないでください!
特訓しましょう!」
「無駄だよキョーコちゃん。何度やっても一緒。あとは一流から転落しないことを祈るだけさ」
「うわーん!!」
「うん。最上さん、今日のお弁当も凄くおいしいよ」



おしまい。





胃袋を掴むってよく言うけど、それより神経掴まれた方が、もうどうにもならなそうだなぁって妄想でした。




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