HOME   »  スポンサー広告  »  スポンサーサイト   »  Birth  »  サンタがプレゼント

   スポンサーサイト   


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

   サンタがプレゼント   


まじめに書いてたのですが、なんか途中からおバカの神様が降りてきなさった。
こっそりアップしておきます。



「敦賀さん、社さん、お忙しい中ご出席いただきありがとうございます!!」

すでに始まっている、招待客が溢れ賑やかなグレイトフルパーティの会場に、仕事終わりで駆けつけた蓮と社が振り返ると、キョーコが蓮たちを笑顔で出迎えていた。

「キョーコちゃん、今年はサンタさんかぁ~。去年のパティシエも可愛かったけど、サンタもすっごく可愛いよ!な、蓮?」

キョーコはミニスカートの赤いサンタの衣装に、赤いブーツを履いていた。頭にはポンポンの付いたサンタ帽子まで被っている。

…凶悪的な可愛さだろう。

「…うん。とても最上さんに似合ってるよ」

蓮は犯罪を未然に防ぐべく、腕組みをしてキョーコに答えた。

「えへへ。ありがとうございます!この衣装、私が作ったんです。マリアちゃんとお揃いなんですよ?」

キョーコが差し示した先で、お揃いの赤いサンタの衣装を着たマリアが楽しそうに、招待客と笑顔で話していた。
その様子を眺めていると、キョーコは背負っている白い袋からゴソゴソと何かを取出し、蓮たちに差し出した。

「はいっ!敦賀さん、社さん、メリークリスマスです!」

キョーコから手渡された綺麗にラッピングされた袋の中には、星や人形の型抜きクッキーに、アイシングでデコレーションされたクッキーが入っている。

「ありがとう。こっちも可愛いね!このクッキー、もしかしてキョーコちゃんの手作り?」
「そうです!マリアちゃんと2人で…って言いたいのですが、今年もあしながおじさん後援の盛大なパーティになってしまったので、とても招待客の数分を2人だけでは作れなくて。パティシエの卵さんたちに協力をいただきました」
「そっかー。そりゃそうだよね。これだけの人数じゃあ、2人じゃ無理だよ」

社がチラリと会場を見れば、キョーコとマリアの招待客以上に、明らかにローリィの知り合いと思われる、招待客やサンバ隊、槍を持ってジャンプしているワールドワイドな集団や、業界関係者たちも多く参加していた。

「はいー。今年は去年以上の盛況ぶりなんです。ですので私のような素人が厨房にいてもお邪魔なだけなので、お料理を振る舞うのは諦めました。そのかわりに、来場くださった皆様にサンタからのプレゼントをお渡ししながら、今年1年の感謝の気持ちをお伝えしてるんです」
「それじゃあ今年も忙しいね」
「でも、来て下さったたくさんの方たちとお話ができるので、ほとんど裏方だった去年より楽しいです!じゃ、プレゼントを渡しに行って参ります!」
「うん。楽しんでおいで」
「はいっ!…あっモー子さーーーん!!」

勢いよく走って行った先で、キョーコは抱き付こうとした奏江に張り手をされて、尻もちをついていた。

「あはは。これじゃあ蓮、今年もキョーコちゃんを独り占めできそうもないな?」
「いいんじゃないですか?折角のパーティですからね。俺たちも挨拶に行きましょう」

たくさんの人に出会えたことを喜んで、心の底から感謝している。
そんなキョーコを蓮は甘やかな笑顔で見送った。


**


「たくさんの方と話せましたけど、さすがに疲れましたわ」

ふーとため息をつくマリアをキョーコは笑った。

「マリアちゃん、飲み物でも貰って少し休憩しようよ」
「そうですわね」

キョーコはセルフのドリンクコーナーから、グレープジュースが注がれているグラスを取って、一気に喉に流し込んだ。

「ぷはぁー。生き返るぅー」
「お姉さま、オヤジみたいですわ」
「えへへ。お風呂上りにやったら完璧よね」

キョーコとマリアは笑いながら喉を潤して、誰と何を話したかを報告し合った。


「…あら、お姉さま?なんか頭がグラグラしてますけど、そんなにお疲れですの?」
「へ?グラグラしてるのは私じゃなくて、地面よ?」

キョーコは笑いながらバランスを取るように、頭を前後左右に揺らしている。
様子がおかしいキョーコに、マリアは心配になって顔を覗き込んだ。

「ハレレ?マリアちゃんが3人いる…。マリアちゃん、とうとう黒魔術を習得したのね!?」
「まさか…」

マリアは慌ててキョーコが持っているグラスを受け取り、チロリと舌を付ける。

「お姉さま、コレ、ジュースじゃなくてお酒ですわ!」
「お酒ぇ?マリアちゃん、お酒は18歳からよ?あれ?16歳?とにかくマリアちゃんにはまだ早いわよぉ」

お姉さま、それは結婚できる男女の年齢よ? カラカラ笑っている姿は、まごうことなき完全な酔っ払いですわ…。
どうしよう、どこかで酔いを覚まして差し上げないと。

マリアがどこか休める場所は無いかとキョロキョロと辺りを見渡すと、その先に蓮を見つけた。

「あ、蓮さま!」
「へ?ちゅるがしゃん?」
「あぁっ!お姉さま!!」

マリアの呼びかけも耳に入らず、キョーコは蓮をめがけて走って行く。


最上さん、どこに行ったんだ?…もう1分を切ってる。
今年も君の誕生日を誰よりも早く、一番に祝いたいのに。

次々と声をかけてくる、ひらひらとした衣装を纏った綺麗な蝶たちをかわしながら、蓮は唯一の存在を探す。

『10…9…』

パーティ会場で、25日への、クリスマスへのカウントダウンが始まる。

「ちゅーるーがーさーーーん!」
「え?」

自分を呼ぶキョーコの声に、蓮は振り向く。

『8…7…』

サンタが満面の笑みで、タックルする勢いそのままに、どーんと蓮の胸の中に飛び込んだ。

『6…5…』

蓮がピシリと固まって2秒

「えへへへーっちゅるがひゃん…」
「も最上さん?」

『4…3…』

キョーコは蓮をギューッと抱きしめて蓮の胸に顔を埋めて胸いっぱいに深呼吸をする。
蓮は驚きながらも突然舞い降りた、赤い衣装の天使を優しく両手で包み込む。

『2…1…』


「だーいしゅきです!」


『メリークリスマス!!!』


「俺も君が好きだよ。誕生日おめでとう」

蓮はキョーコの唇にキスを落とす。


「「「「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーっ!」」」」


蓮の全神経はキョーコに集中していて、周りの阿鼻叫喚など一切入ってこない。

「えへへ。敦賀さんとキス…いい夢見れそうでふ。おやすみなしゃい。 …すーっ」
「えっ最上さん? …まさか…寝たの!?」

俺の腕の中で眠る可愛いサンタか…。

よし。言質は取った。その上、まわりの証人は芸能関係者だらけだ。
明日の東スッポは間違いなくこのネタで盛り上がってくれるはずだ。

…足りないのは…

既成事実のみ!(ドーン)

可愛いサンタが自らプレゼントとなって俺の腕の中に飛び込んできたんだ。受け取らない訳が無いじゃないか。
よし。最上さんの誕生日は彼女が起きてから2人だけで祝おう。勿論ベッドの中で。


蓮は顔を上げて周囲に神々スマイルを炸裂させる。

「サンタの電池が切れたようなので、お先に失礼します。楽しいクリスマスをお過ごしください」

会場中の悲鳴と驚嘆の嵐の中、サンバ隊の祝福を受けながら極上の笑みを浮かべた蓮は、キョーコを横抱きにして優雅な足取りで会場を後にした。



おしまいっ。




思いついたまま勢いで書いたので、やっちまった感満載です。
とにかく、キョーコちゃん、ハピバスデ。



Comment
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する

menu    Profile    menu

ナー

Author : ナー

menu    Recent    menu

menu    Counter    menu


キリ番踏まれた方、コメントなどでご連絡ください。
リクエストなぞあれば浮かれてお聞きしちゃいます。

    Since 2014.12.07     

menu    Category    menu

menu    禁無断転載    menu

menu     Link     menu

menu    ブロとも    menu



形而上 愛の唄
美海様が作ってくれた拙宅バナー



menu   WonderfulWorld   menu
Mimi's Worlds  by 美海様 mimi's worlds /STAR星DREAM夢の卵 HEARTハートLOVE愛の卵 From Mr.D * Dear my dare Dears. Love Dreams Eggs ©From far away beyond beautiful sea.

Hop Step Skip Jump !!
  by ゆみーのん様 Hop Step Skip Jump !!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。