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   王子は誰だ 4   


「蓮、おはよーぅ」
「おはようございます、社さん」

あれ?なんか昨日より更に機嫌が良い?口元緩み過ぎだろう。
そんな顔で見つめられたら、そこらの女の子が溶けて蒸発しちゃうぞ?
お兄ちゃん、お前で遊ぶよりお前のノロケ話の聞き役になる日が近いんじゃないかと思うんだけど。

「社さん、今日は予定通り8時には上がりますかね?」
「うーん、ちょっと待って。手帳手帳 …そうだな、今日は最後が雑誌のインタビューだから、たぶん大丈夫だろう」
「分かりました。ちょっと用事が出来たので、マキで行きましょう」
「了解っ!」

ぷぷぷっ。お前、本当に分かり易すぎっ!
もしかしなくても、仕事終わりでキョーコちゃんに会うんだー!
おし!お兄ちゃんもお前のために頑張るよ!


**


『うひゃひゃひゃひゃ~~~~~~~~~~~~!』
『ぎゃーーーーっふぇりっくすさーーーんっ!!コーヒーカップは豪速回転させるものじゃありませーーーん!!!』

最上キョーコ、只今遊園地で殺されかけております。。。

ジェットコースターを2回、タワーから垂直に落ちる体験を2回!グルグル回りながら宙に舞うのがお気に召したみたいで3回!!

~~~どうして絶叫系アトラクションを乗り続けるのですかっ!!
やっと満足したらしいフェリックスさんが、私の乗りたいものに付き合ってくれるっていうから、ゆるーいコーヒーカップを選んだのにぃーーーっ


『あー、面白かった。』
『…ようございました…』
『キョーコは俺の好きそうなアトラクションを選んでくれたんだね!』
『ちがーーーうっ!』

もうグッタリよ!
本当…今日この後お仕事無くてよかった…


『そろそろ昼だな。キョーコ、何食べる?そこのレストラン入る?』
『あー、レストランで食べますか?…私お弁当作ってきましたけど…』

遊園地って子供の頃、女将さん…ショータローのお母さんが連れてきてくれた時、お弁当を作ってくれたのよね。
だから遊園地ってそういうところなんだと思ってた…違うんだ。
確かにお弁当食べてる人なんていないなぁ~


キョーコはそっとお弁当の入ったバッグを後ろ手に持った。

『レストラン行きましょう!何食べますか?日本のカレー、独特でおいしいですよ?』
『それがいい』
『あっ!』

フェリックスはキョーコのバッグをひょいっと掴み、ベンチへと歩いていく。

『お弁当~♪お弁当~♪ もしかしてキャラ弁?日本のママは作るんでしょ?』
『違いますっ …サンドウィッチですけど、本当にこれでよろしいですか?』
『勿論。キョーコの料理は美味しいもんね!』
『…じゃあ、飲み物買ってきますね?』


フェリックスさんて優しいなぁ。 …キャラ弁作ったことないけど、今度作ってみようかな?
敦賀さんにも作ったら、笑って食べてくれるかしら?


**


「へー、昨日は買い物に行って、今日は遊園地に行ったんだ?」

仕事を終えた蓮と事務所で落ち合ったキョーコは、蓮のマンションで手料理を振舞っていた。

「楽しかった?」
「楽しかったですけど、すっかりはしゃいじゃって、ジェットコースターを2回連続とか乗るんですよ?ホントに疲れました」

蓮は笑ってキョーコの話を聞いていた。

「そうそう、昨日の買い物は精神的に疲れました!ちょっと良いかもって思ったものをどんどん手あたり次第
買っていくんですよ?もー、ホントお金持ち思考っていうか、無駄遣いですよ!親の顔が見たいです!
私に似合うんじゃない?ってワンピースとサンダルをさっさと買ってくれちゃって、本当に眩暈がしましたよ」
「あはは。まあ、ベビーシッター代だと思っておけば?」
「敦賀さんまでセレブ思考やめて下さい」


久しぶりに敦賀さんと一緒にご飯を食べながら、他愛ない話を聞いてもらえる時間が心地いい…
私のお世話係としての奮闘を笑いながら聞いてもらえるなら、がんばった甲斐もあったかな?

もうっと唇を突き出しても、キョーコの口元はふよふよしてしまう。

「明日はどこ行くの?」
「明日は1日ドラマの撮影があって、お世話係のお役目はほとんど果たせそうもないんです。
あっ、でも撮影を見学にくるみたいなので、他の人の邪魔はしちゃ駄目だってきつく言っておきました」

ウロチョロして、すぐどこかに行っちゃうので目が離せないとキョーコは弱り顔だった。

「今日、お知り合いの方のおうちにお呼ばれしてて、そこでご飯なんですって。昨日はそのお呼ばれ用の服を見つけてたみたいです」
「へぇ。そうなんだ」
「きっと今頃あちらも楽しいお夕食タイムだと思います!」
「『も』って事は、最上さんも俺との夕飯、楽しんでくれてるの?」

蓮は頬杖をついてキョーコの出方を観察している。

「ああああ当たり前じゃないですか!尊敬する先輩のお話を伺いながらお食事できて、光栄でありますです!!!!」


頬を真っ赤にして答えるキョーコを蓮は笑顔で見つめていた。


**


『さ~、フェリックス、もっと召し上がって?今日はQ兵衛の板前を呼んでるの。屈指の名店なのよ~。』
『ありがとうございます。とてもおいしいですね』

うーん、キョーコの料理のほうがウマイと思うんだけどな…
明日はキョーコ、ご飯作ってくれないんだよなぁ~。
日本のカレーがウマイって言ってたよな。…キョーコ、作ってくれないかな?
具はなんだろう…キョーコに怒られるかもしれないけど、野菜抜きのカレーがいいな。

キョーコ、今頃何してるのかな…




つづく。





ちなみにナーは茄子カレーが好きです。



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